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特殊サンプル・一般試料からのDNA鑑定

特殊サンプル・一般試料からのDNA鑑定

一般サンプルからのDNA鑑定

一般サンプルからのDNA鑑定単位期間検査費用
当社指定(外)綿棒 /
歯ブラシ / ヒゲ剃り / ガム
コップ・ペットボトル・缶
ストロー / おしゃぶり
血痕・血液 / 精液・体液・尿
毛髪・爪 / 生理用品
病理試料 / 血清 / 臓器・骨・歯 / 臍帯・胎盤 など
1サンプル約2週間 74,800お申し込み
一般試料(1試料内)の混合DNA試料から男女分離DNA検出1サンプル約2週間33,000
個人DNA型と物品などのDNA型の異同識別・照合1サンプル約2週間33,000

照合・解析

一般サンプルDNA型との各種照合・解析単位期間検査費用
DNA型個人照合・血縁関係解析1サンプル約2週間33,000お申し込み

オプション

オプション名費 用内 容
私的鑑定0ご自身で結果を確認したい方向けの、費用を抑えた簡易的な報告です。
通常の検査内容を実施しますが、検査過程の記録(写真・保存等)は行いません。
※申込後に「エビデンス記録追加」や「法的鑑定」に変更することはできません。
エビデンス記録追加33,000法的対応の可能性を考慮し、検査の一連の過程を記録・保存します。
サンプル受領~報告までの過程を写真等で記録し、証拠性を高めます。
※報告形式は「私的鑑定」と同様の簡易的な形式です。
※報告後、1年間データを保管いたします。
法的鑑定66,000裁判や調停などに提出できる正式な法的報告書を作成します。
検査過程をすべて記録し、証拠資料としての要件に対応した形式でご報告いたします。
精液/唾液/血痕/尿
判定検査の追加
33,000
(各試料)
DNA検査に加えて、精液/唾液/血痕/尿判定検査を実施します。
郵送報告1,650PDFダウンロードに加えて、書面の検査回答書を郵送します。
DNA型比較検査
(照合解析)
33,000各種浮気のDNA検査で得られたDNA型と対象者のDNA型を比較します。
詳細は下記を参照ください。
検査終了後の資料措置 返却不要+0
返却希望(保冷なし)+1,650
返却希望(保冷あり)+3,300
「返却不要」をご選択いただいた場合、検査後に残ったサンプルは、当社が責任をもって適切に廃棄いたします。
※ただし、骨や胎児組織など一部の生体試料につきましては、安全性や法的な観点から、「返却不要」をご選択いただいていても、着払いでご返却させていただく場合がございます。
※また、検体の大きさや特殊な取り扱いが必要な場合には、「返却不要」または「返却希望」にかかわらず、返却や廃棄に伴う追加費用をご請求させていただくことがございます。

一般サンプルからのDNA鑑定について

毛髪・血痕・体液・精液・遺骨など、日常や特殊な環境から採取されたさまざまな「一般サンプル」からDNAを抽出し、個人特定(DNA型個人照合)や血縁関係の解析(親子・兄弟鑑定など)を行っています。

これらの試料は、保存状態や周囲の環境によってDNAの残存量や劣化状況が大きく異なります。そのため、技術力と経験の両方が重要になります。

当社では、長年にわたり多くの一般試料を取り扱ってきました。DNA抽出から解析、レポート作成までを一貫して行い、厳密な品質管理体制で対応しています。

警察機関からのブラインドテスト(二次検査)や、異物混入事件でのDNA型検出、裁判資料としての提出など、専門的な案件にも多数の実績があります。

困難なサンプルからのDNA検出にも多くの成功例があり、蓄積されたノウハウと技術力により、柔軟かつ確実な対応が可能です。

対象者が複数いる場合や、検体数が多いケースでは、解析工程が増えるため、別途お見積もりとなります。ご依頼内容に応じて最適なプランをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

「このサンプルでDNA鑑定できるのか不安」「どの検査を選べばいいかわからない」といったご相談も歓迎です。経験豊富なスタッフがわかりやすくご案内いたします。

何からDNA検出できる?

ニュースや警察の発表などで「DNAが検出された」とされる物品は、実に多種多様です。
少し変わった例を挙げると、毛髪や爪、体液が付着した衣類、靴、食べかけのリンゴや飲みかけの缶コーヒーなどからもDNAが検出されることがあります。

【前提】

DNAは人の体を構成するすべての細胞の中に存在しています。
そのため、「細胞が付着している場所」=「DNAを検出できる可能性がある場所」となります。

法科学鑑定研究所では、これまでにさまざまな物品・検体からのDNA検出に成功しており、豊富な実績がございます。
「こんなものでも検査できる?」というご相談も、お気軽にお問い合わせください。

検査試料DNA検出箇所
毛 髪毛根部分を中心に検出します。
割りばし口先が触れた箇所から検出します。
ストロー吸い口に付着した唾液から検出します。
ペットボトル・空き缶・コップ飲み口に付着した唾液から検出します
切 手貼り付け面に付着した唾液から検出します。
枕カバー・シーツ・布団付着したシミなどから検出します。
使用済みの綿棒耳掃除に用いられた綿棒には、耳垢(耳道上皮細胞)が付着しており、そこからから検出します。
切断された爪片に残る皮膚細胞などから検出します
(他の人と共有していない爪切りを使い、清潔な状態でカットした爪)
歯ブラシブラシ(毛)部分に付着した口腔内の細胞から検出します。
(歯ブラシからのDNA検出成功率は、使用頻度や期間により異なります)
下着などの着衣本人のみが接触する内側の部位から検出します。
鼻を噛んだティシュ体液が付着している箇所から検出します。
ひげ剃り・カミソリ刃部分に付着した皮膚のDNAを検出します。
おしぼり手などを拭いたと思われる箇所から検出します。
手袋・グローブ手袋の内側に付着した汗や皮脂から検出します。
マスク内側に付いた唾液痕から検出します。
指 紋皮脂や汗からDNAを検出します。
ガ ム表面の唾液から検出します。
帽 子内側の皮膚に触れる部分から検出します。
イヤホン使用により耳垢や皮脂が付着し、そこから検出します。
封 筒封筒の封かん部に付着した唾液痕跡や(皮脂の付着痕跡など)から検出します。
異物混入品苦情品(返品)に付着していた 血痕や不明な体液から検出します。
痴漢・傷害などの被害時に着用していた衣服加害者の皮膚片・汗・唾液・血液などが付着している場合があり、そこから検出できる場合があります。
遺棄された遺留物落書き・スプレー缶など指紋や皮脂が付着している場合があり、そこから検出できる場合があります。。
使用済みの絆創膏皮膚細胞や血液が残存していることがあり、そこから検出します。
尿尿中に含まれる剥離細胞から検出します。
(新鮮なものが望ましい)
使用済みのコンドーム内部や外部に残存する精液・腟分泌物から検出します。
医療用生検組織採取された組織切片(未固定/固定済)から検出します。
医療用パラフィン包埋組織病理検査用のパラフィン包埋組織(FFPEブロック)から検出します。
胎児組織・胎盤流産後や出生前検査で採取された組織から検出します。
医療機器・注射針など手術や処置で使用された器具には血液や組織片が付着していることがあり、そこから検出します。

【ご相談下さい!】

●相続手続きでは、故人の病理試料や、毛髪・爪、遺留品などからDNAを抽出し、本人確認や親族関係の確認を行います。

●医療機関で採取された多様な試料からもDNAの検出・分析が可能です。

わずかな試料でも、正確なDNA鑑定につなげるために、私たちは一つひとつのご依頼に真摯に向き合い、最善を尽くします。
どんな状況でも、できる限りのお手伝いをいたします。どうぞ安心してご相談ください。

DNAによる個人識別の精度

現在のDNA鑑定技術による個人識別の精度は、極めて高く、科学的にも強力な手法として確立されています。
その主流となっているのが「マルチプレックスPCR法」です。

このマルチプレックスPCR法では、複数の遺伝マーカー(STR領域)を同時に検出・解析することが可能です。
すべてのDNA型が一致した場合、その一致が偶然起こる確率は、統計的に最大でも約4兆7,000億分の1とされています。
この天文学的な数字は、他人のDNA型が偶然一致する可能性が限りなくゼロに近いことを示しています。

さらにこの検査方法では、非常に微量の試料からでもDNAを抽出し、鑑定を行うことが可能です。
わずか0.25ng(ナノグラム=10億分の1グラム)のDNA量であっても、個人識別に十分な情報を得ることができます。

DNA個人識別に関するご相談・お問い合わせ

DNA個人識別に関する検査・鑑定は、「当社研究員」および「当事者である各被検者」の間で、検査内容について十分な説明がなされ、
被検者ご本人がその内容を正しく理解し、検査方針に合意された場合にのみ実施が可能です。

「どのようなケースでDNA検査が可能なのか?」「どのような書類が必要なのか?」など、
ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
ご相談には誠意をもって対応させていただきます。

法科学鑑定研究所は自社DNAラボで検査を行っています

私たちは、自社内にDNA研究施設を有する、日本国内のDNA鑑定機関です。

血液型遺伝子検査をはじめ、DNA検査の方法や費用、各種DNA鑑定の種類、申し込みの流れ、
そして少し複雑に感じるDNA鑑定の内容も、できるだけ簡単に、わかりやすくご説明いたします。

世界最高水準の日本の遺伝子解析技術を、信頼とともにご提供いたします。

法科学鑑定研究所のDNA鑑定は非常に正確です

法科学鑑定研究所のDNA鑑定は、高い精度を誇る鑑定サービスです。
お預かりしたDNA試料は、自社のDNA研究所にて専門家が責任を持って管理しています。
第三者の関与を排除することで、人的ミスによる試料の取り違えや汚染、誤った分析結果の発生を防いでいます。

あなたとご家族の個人情報は確実に保護されます

ご相談やご依頼いただいたお客様のプライバシーは、厳重に保護されています。
当社のDNA鑑定をご利用いただいても、「あなたとご家族」の個人情報は確実に守られています。

個人情報や鑑定内容など、すべての情報は限られた担当者のみがアクセス可能な、安全な環境下で管理されています。
また、鑑定報告後はすみやかにすべての情報を完全に削除し、保管はいたしません。
お客様が安心してご依頼いただける環境づくりを徹底しています。

DNA検査の専門家が在籍する民間唯一のDNA検査機関

信頼の法科学鑑定研究所

法科学鑑定研究所は

・東京国際衛生検査所(厚生労働省 登録衛生検査所)
・全国13都道府県・弁護士協同組合 特約店
・日本法科学技術学会 賛助会員(論文多数)
・ISO 9001:2015 認証取得
・全省庁統一資格 取得

『公的信頼・民間実績・国際規格』を備えた、日本唯一のDNA検査専門機関です。

厳格な品質管理と高い技術力で、日本製検査の質が裁判所・警察・医療機関に採用されています。

鑑定人が法的DNA鑑定書を裁判所に提出後もサポート

DNA鑑定 – 学術研究論文

DNA鑑定に関して、以下の研究論文および学会発表を行っています。
発表年題 目
2022年【日本法科学技術学会-法生物】 cfDNA断片長解析による妊娠中DNA親子鑑定の精度への影響
2022年【日本法科学技術学会-法生物】 外国人集団を対象としたアレル出現頻度の算出
2021年【日本法科学技術学会-法生物】 妊娠中の母体血中胎児DNAを用いた父子鑑定の検討
2019年【日本法科学技術学会-法生物】 PowerPlex® Y23 Systemの検出限界と男女混合DNAのSTR型
2018年【日本法科学技術学会-法生物】 親子鑑定における孤立否定
2017年【日本法科学技術学会-法生物】 親子鑑定における孤立否定とローカス数の影響
2016年【日本法科学技術学会-法生物】 DNAコンタミネーション除去試薬の比較・検討
※日本法科学技術学会:科警研・科捜研・鑑識が中心となって1995年に設立された、日本有数の権威ある学会です。前身は日本鑑識科学技術学会、会員は約1600人、入会には評議員2名による推薦が必要です。

指針/ガイドライン

 わたしたち法科学鑑定研究所では、「経済産業省 個人遺伝情報保護ガイドライン」「三省共同 ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」「日本法医学会指針」「日本DNA多型学会指針」を遵守し、 厳密な個人情報保護および品質管理の基で DNA鑑定 / 遺伝子検査 を実施いたしております。わたしたちは、裁判所・警察・医療機関から信頼され嘱託される日本のDNA検査機関です。ご安心下さい!

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